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北欧浮き草暮らし

北欧浮き草暮らし

凄い人★特別編★相方


これは家の相方の話であり、ノルウェー人全員がこういう行動するとは限りません。
ご了承を・・・・・。

*セールス電話
皆さんのお宅にもよくセールス電話掛かって来ますか?
家の電話は番号がディスプレイされるんでセールス電話かどうかすぐわかります。

電話が鳴るとディスプレイ見て相方が受話器をとります。

『何売りたいんや?』(まさにこんな感じで凄みます)

その後、ガチャン、と電話切ります。

*ただ飯
とある夏、北へ旅行した私たち。
ヨーロッパ最北端、ノールカップへ沈まぬ太陽を見に行った。
ここにはお土産屋の他カフェテリアとレストランがあり、せっかくだからとレストランに入った。

アラカルトメニューで相方は魚を私はお肉を頼んだ。
ところがこれが本当に量が少なくて、お味も今一。
マリネしたお魚のはずなのに凍ってるし・・。

これに文句をつけたのは家の相方。

可哀相にウエイトレスはキッチンとこっちを行ったり来たり。
結局満足な回答はえられず。

その後自宅に帰って彼は某ホテルチェーンへ電話。
このレストランここの系列なんですよ。
そんでアーダ-コーダ文句を並べて最終的に手に入れたものは!

オスロのグランドホテルの無料お食事権

しっかと美味しい料理をお腹に入れさせてもらいました。
皆さん、納得いかないときはちゃんと訴えましょうね。

*きつね
この国に来て一番最初に住んだ所は山の麓。
ある時足を怪我したきつねが出てくるようになった。
私たちは『フォキシー』と名づけ餌を与えるようになった。

ある時相方がスーパーで期限切れのお肉を引き下げている店員さんを発見!
その店員さんに言ってそのお肉をもらってきた。
どうせ捨てるもんだしね、彼らも。
フォキシーにあげる為だが、中には期限切れ翌日とかのもるある。
けど見た目全然OK。
これを相方が見逃すわけがない。

そんして相方は自分達で食べる用とフォキシー用にわけ始めた。

そして美味しくお肉を頂きましたとさ。(了)

*今はお願いしてもくれません、お肉。皆さんで分けてるのでしょうか?
 でもチーズはくれますよ。

*花柄
彼には大のお気に入りのズボンがある。
ズボンと言ってもアウトドア用のゴッついやつで山スキーなんかの時一番上に着る。

物持ちのいい相方、かれこれ十年以上のお付き合い。
そうするといくらゴツくても擦れてきちゃいますよね。
股の下がすれて破れちゃったんですよ、もう当て布しないといけないほど。
家にはミシンがないので修理不可能。
修理屋さんにお願いするには高いので嫌だと言い張る。
まだ使えるのに新しいのを買うのも嫌だと譲らない。

と、お隣のおばあちゃんがミシンがあるのでつくろってくれるとのやさしい言葉。

出来上がったのは股の下に花柄の当て布をした赤いズポン。

ありがとうおばあちゃん、お気に入りでまだ着続けてます。
*山で花柄の当て布をしたズボンをはいてる人を見たら相方だと思ってください。

*りす
フライフィッシング(毛ばり釣り)を愛する相方。
当然疑似餌も自分で作ります。
部屋にはいろいろな鳥の毛や動物の毛が並んでいます。

家は田舎、よく小動物が轢かれちゃってる事があります。

ある時リスが轢かれて道路の真中で息絶えてました。
それを見た相方、車の中からナイフを取り出し(田舎の人はよく車の中に置いてます、アウトドア用のナイフを)外へ。
何をするのと思いや、リスの尾っぽを切り取っています。

『いい色だから勿体ない』といって自宅に持って帰りました。

リスさんのご冥福をお祈りします(合掌)





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